子どもの自信がつくとき!大人の関りポイント4選

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いつも控えめで、何をやるにも「できない」と言って諦めてしまう。「ママやってー!」とすぐ助けを求めてしまう。もっと挑戦してほしい。自信をつけてほしい。
そんな我が子の姿にどのような言葉を掛けたらいいのか分からない。と悩むママやパパや、子どもたちへの関りに悩む保育士さんたちに、私の経験で気付いたことや、成功体験などをお伝えしたいと思います。

「出来た!が自信になって「自分でやってみたい!」の気持ちが芽生えた出来事

2歳児のAくんは着替えを自分でする気持ちがなく、いつも先生に「やってー!」「できない」と言っていました。「見てるからここだけやってみよう」「これはできるからやってみて」とAくんが出来そうな所だけをできるように見守ってみるけど全くやる気はおきず・・・。

ある時、脱いだ洋服をきれいに畳んでみる。というのをクラス全体で始めてみました。先生と一緒に畳み始めると、A君にとって得意なことだったのか、畳むのが楽しかったのか、自分で畳んでみようとしていました。「きれいに畳めてすごいね!」とたくさん認める声かけをして一緒に喜びました。

次の日から、着替えの時間になると自分で着替えようとしています。
できないところは「先生手伝って」と言って、できそうな所は自分で頑張ってやってみる。
そして畳むシーンでは「ほら。先生できるよ」と得意げな表情。今まで、「自分でやろう」の気持ちをどうやって引き出すか悩んでいたのに、たった一日で気持ちが変わったんです。

Aくんにとって、「洋服を畳むこと」は自分の苦手なことではなく、
できないことへの意識がない状態で取り組めることで、それが「うまくできた」という達成感自信になったことが大きかったのだと思います。

1、苦手なことに目を向けるのではなく別の角度でやってみる

親はつい子どもに出来ないことを克服してもらいたい。と思ってしまいがち・・・。
克服してほしいことができる様に一生懸命アプローチすると、子どもにとってプレッシャーになったり、余計に嫌なイメージがついてやる気も起きません。

今回のように洋服を「着る」「脱ぐ」が苦手なお子さんに「畳む」という別のところからアプローチしてみるなどの工夫そしてみると「苦手意識」がないので取り組みやすくなるはずです。

2、遊びにしてやってみる

「ボタンができない」などの苦手なことがある時は、その克服に近づくためにその動作を「遊び」に変えることをお勧めします。
ボタンの場合は、指先を使ったあそびを取り入れます。「シールあそび」「スポンジにボタンをはめるあそび」「洗濯ばさみあそび」など指先に力を入れてつまむなどの動作が自然とできるようにしていくと「このあそびが上手にできる○○くんならできるようになるよ」と自分の得意なことという意識付けに繋がりやすいです。

3、スモールステップでやってみる

ちょっとしたことでも、すぐにできるようにはなりません。とくに子どもはどのようにやればいいのか理解してできるようになるには時間がかかります。そして難しいと感じてしまうと、挑戦する気持ちもなくなり、自信も失ってしまうんです。大人が気長に見守ることが大切です。


そして、できるようになるまでのステップをこまかく分けてあげて、その小さな成長を認めてあげます。スモールステップで進めていけば、子どもがどんなことでつまずいているのかも見えてくるはずです。一緒に小さな成長を喜んで自信に繋げていけたら、最高ですよね!

4、子どもを信じて焦らず見守る

子どもは何かのきっかけで自信を持つと、そこからぐんぐんと成長することがあります。
我が家の息子は幼稚園時代、「こままわし」で下級生の見本になり、代表で披露して褒められる経験をして、コツコツと練習したらうまくなることや、周りに認められる喜びを感じて自信にしていました。得意なことがなかった息子も、この経験から挑戦することへの意欲を身に付けたと思います。

心配するよりもその子にとって好きなことをたくさん認めてあげたり一緒に喜んであげる毎日のほうが親子ともにハッピーですよね!信じて待つのは不安になることもあるかもしれませんが、ママたちに信じてもらえることは子どもたちの自己肯定感に繋がります!

ご紹介したことを参考にしていただき、ママやパパたちの悩みが少しでも楽になれたら嬉しいです!

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