⑤上手な褒め方とそのポイント
こんにちは!いつママの「ゆみ」(保育士歴10年、4歳と5歳年子の母)です!
以前インタビューをさせていただいた、神奈川県平塚市で相談支援専門員として活躍していらっしやる、『相談室つぼみ』の和久井先生に再び!インタビューをさせていただきました!
今回は「上手な褒め方のポイント」についてお話を聞きました。
褒めるって大体ワンパターンになってしまいがちで…「上手だね」「すごいね」くらいしか出てこなかった私。
もっと上手く褒めてあげたいなあと思いつつも、言葉が思う浮かばなくてってことが多かったので、今回のお話を聞いて実践してみようと思いました!
1.良いなと思った行動を褒める

和久井さん:
行動を3つに分けて、好ましい行動の時はいっぱい褒めてあげましょうとお話しましたが、今回は上手な褒め方のポイントをお伝えします。
子どもにとって、ママがプラスの関わりとなるような上手な褒め方にはいくつかポイントがあります。
何か褒めるって感情で褒める…と思いがちですが、自分の感情だけで褒めても子どもには伝わらないので、ポイントをいくつかお話しますね。
まずママが「この行動いいな」と思った時に、すぐに褒めてください。
その時に難しい言葉は使わず、子どもが分かる言葉とかオーバーリアクションで「あなたのそこが大好きなんだよ~!」と褒めてください。
子どもも、オーバーなリアクションで嬉しい子と恥ずかしい子がいるので、お子さんの性格に合った褒め方をしてあげてください。
オーバーリアクションが苦手な子は、肩をトントンして「今の良かったよ」と褒めてください。
あと、何で褒められたのかが分からないと子どもは次に移れないので、具体的に「あなたの取ったこれがすごい良かったんだよ」と褒めてあげると、また同じような行動をしてくれ、褒めることが増えて自己肯定感が高くなります。
褒めるって「いい子だね」とか子どもが「ママから褒められたんだ!」って思えるような褒め方が大事ですね。
ゆみママ:
褒める時もワンパターンになったりすることが多くて…「すごいね」「いいね」「できたね」とか、ボキャブラリーが少ないというか…ワンパターンになってしまいがちだからこそ、行動を見て何が良かったか、具体的に褒めることが大事ですね!
和久井さん:
「すごいね」と大人が褒めても何がすごいのかなって、一連の流れの中でどこを褒めているのか子どもが理解できないので、「本を片付けてくれてありがとう」と言ったら、子どもは「本を片付けたから褒められたんだ」と理由付けになります。
なのでしっかり具体的に言ってあげてくださいね。
2.「まあいいか」と思う気持ち

和久井さん:
ある行動があって褒める「上手にできたね、ママ嬉しい」って、それが100とします。
無視をする行動が30とします。
だけど、以前話したみたいに、怒りながらでも片付けてくれたら「まあいいか」と思える行動が、100じゃないけど…間を取って60とか。
「まあいいか」は人間にとってすごくいい言葉なんですよね。
0か100の人は「まあいいか」ができないんですよね。
だけど「まあいいか」ができるママってすごく子育てが楽になるんですね。
例えば、子どもがぐずって大きな声で「あれ買って、あれ買って」ってお店で泣かれると嫌じゃないですか。
子どもがグズらないで「あれ買って」と言ってくれるのが100%。
今日は何も買わないと約束してきて「やだやだ買って買って」と泣くのが30%だとします。
グズらずに何も言わないのが100%だとすると、「あれが欲しいんだけど買って」と普通の声で言ってくれるんだったら「まあいいか」と、本当は買わないと約束したんだけれども、泣かなければ今回はいいか。
だけど、これが毎回続くと「泣かなければ大丈夫なんだ」って子どもは思っちゃうから、今日は泣いてたのを「まあいいか」として、「泣き止んでちゃんと上手に言えたから一つ買うけど、もう次からは買わないからね」と約束できる子だったらオッケーです。
これができない子だったらちょっと無理かな…。
だからお子さんを見極めて使い分けるといいと思います。
なので「まあいいか」本当はこういう行動を取って欲しいんだけど、「こういう行動でもいいかな」、代わりに取って欲しい行動っていうんですけれども、これでもいいかなと思えれば「まあいいか」とオッケーしてあげる。
ゆみママ:
「まあいいか」っていい言葉ですね。自分の気持ちにとってもいいですね。
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