②子どもの行動を変えていく方式?

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こんにちは!いつママの「ゆみ」(保育士歴10年、4歳と5歳年子の母)です!
前回に引き続きインタビューをさせていただいた、神奈川県平塚市で相談支援専門員として活躍していらっしやる、『相談室つぼみ』の和久井先生にインタビューをさせていただきました!

今回は子どもの問題行動が起こった時にどうするのがよいか…を例を含めて詳しくお話してくれました!




ステップバイステップ方式




和久井さん:

子どもの行動を変えていくステップバイステップ方式というものがあります。


「褒めるよりも自分の子が悪いことをした時、どういう風に叱ったらいいのか、どういう風にしたらいいのかを先に教えてほしい」と言うお母さん方もいらっしゃるんですが、ここは信頼関係を作ってから好ましくない行動の所に対してお母さんがちょっと声をかける

という風にやる。


いっぱいいっぱい褒めてあげて、女優さんのように褒めてあげる。


子どもが「大好きなあ母さん」って思えて、そこから色んな手法を取り入れて子どもの行動を変えていくという方法です。


さらにもう一つ、ペアレントトレーニングは子ども自身を変えるのではなく子どもの行動を変えてその変わった行動を褒めていくんです。


認知・応用行動療法からはじめていきます。
その辺も詳しくお話していきたいと思います。


子どもの行動というのは、何か事が起きた時に子どもの行動って出るじゃないですか。


それを行動のABCって分けるんですね。


Aというのは「きっかけ」となるもの


Bというのは、そのきっかけから起こる子どもの「行動」


Cというのが「結果」


その子どもの行動が良ければ褒める。悪ければ怒る。

っていうのが常じゃないですか。


だけど、一つはそのきっかけとなることを子どもが問題行動を起こさないようにするのも良いんですが…


例えば…日曜日に込んでいるファミレスに行く。

物凄く混んでて、名前書いて待つことにする。
「早く食べた~い!お子様ランチ食べた~い!」


子どもがイライラして、椅子の上でジャンプしたり、テーブルにある物を叩いたりする経験はありませんか?


子どもは席に着けば欲しいものが来ると思っているため、待つのは難しいんですよね。


そういう場面の時に子どもの好ましくない行動を取らせないようにするためには、日曜日のファミレスという選択を止める


例えばマックを買っておうちで食べよう。

近くの込んでいないお店へ行こう。

そうすると注文後すぐに食べられる、お家に帰ったら食べられる。

すると問題行動は起こらないと思うんです。

お母さんも怒ることなく、「おいしいね」って言える。

だけどファミレスで子どもが椅子の上でどんどんと騒いだら、ママはどうですか?


ゆみママ:

「ちょっともう座って!」ってなりますね…。



和久井さん:

「隣の子座ってるじゃない。座って…!」って思っちゃいますよね。

それを「褒める」ことによって子どもの行動を変えよう


例えばファミレスで子どもが「まだまだ?」となってる時に、ママが好ましくない行動を無視する
怒りたいんだけど、その行動を無視する


で、ちょっと静かになった時に「あ!静かになったね~!」「偉いね~!」「もうちょっとで来るから、もう少し我慢しててね。」っていう風に、ちょっとの変化に気付いて褒める


そうすると子どもは大好きなママに褒められたいし、もうちょっとでお子様ランチが来るから待ってられる!と思って待つことができる


待つことができていたら、「すごいね~!」「今5分くらい待つことができていたよ!」とかね、なんだかんだ褒めるんですよ。待ってる間に。(笑)

そうすると子どももね、褒められて悪い気はしないからね。(笑)


ゆみママ:

確かにそうですよね!


和久井さん:

物が来たら「待ってられて偉かったね~!!」って声をかけてあげる。
そしてみんなでご飯を食べる。


ペアトレって問題のある行動が起きた時に褒めることによって、その行動をなくそう!
というのがペアレントトレーニングなんです。


問題行動が起きている、その行動は褒められないから褒めちゃいけない。


その問題行動がちょっと下火になった時に褒める


例えばゆみママがお友達とスマホでお話をしていたとします。

子どもは動画を観ていたとします。


その動画が終わってしまった。
子どもが「ママ~!終わっちゃったから、もう一回!違うのも観たい!」って言ってくる。


だけどゆみママは電話中…


「電話が終わったらかけるからね、ちょっと待っててね。」と声をかける。

でも子どもは「や~だ~!早くしてよ~!」「やだやだ!」って足に絡みついてきたり、ギャーギャー騒いだり…

そんな時ゆみママはどうしますか?


ゆみママ:

「待って」ができない状態だったら、電話の相手に待ってもらうしかないですね…。(汗)


和久井さん:

そうですよね~。

結局電話の相手に「ちょっと待ってて!後でかけなおすから!」って切って、子どもに動画をみせてあげますよね。


そうすると子どもは誤学習をしてしまうんです。
ここまで騒げば、言うことを聞いてくれる。と思うんですね。


ゆみママ:

以前お話してくださった内容ですよね。


和久井さん:


そうなんですよ!

だからこういう状況の時に要望を聞くのをやめてママは電話で話を続ける


子どもが(何を言っても聞いてくれない。)って、ちょっと声のトーンが落ちた時にママが「ちょっと待ってね!」「(待てて)偉いね!時計の長い針が5になったら終わるから、それまでちょっと待っててね」って声をかける。


それで、本当に長い針が5で電話を終わらせる。


ママが「偉かったね~!!!」って褒める。

これがペアトレなんですよ。



ママが電話で話し続けている時、子どもの行動を一時的に無視していたじゃないですか。
それは好ましくない行動があったから無視をする…ということですね。



ゆみママ:

自分の忍耐力も必要になりますね。


和久井さん:

我慢も必要なんだけど、自分の気持ちにゆとりがある時にやるのが良いと思いますよ。


ゆみママ:


ゆとりがないと絶対にできないですよね。


和久井さん:

ゆとりがないと怒ってしまうから、怒るなら最初からやらない方が良いですね。


ゆみママ:

確かにそうですよね。心にゆとりがある時に実践してみようと思います!
ありがとうございました!



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