まだ文字の読めない世界を生きる息子に思う事

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こんにちは、るなママです(保育歴11年、現在3歳の繊細っ子を育てています)
まだ文字にあまり興味のない息子と過ごす中で、最近ふと思ったことや感じたことがあります。

文字が読めない頃ってどんなんだった?


大人になった私は
『文字が読めない世界』を想像することができない。
表示されている文字を読んで
理解することが当たり前。

文字の読めない息子はどうだろう。

絵本の絵を見て、想像して、ストーリーが繰り広げられる。

私はそこに添えられた文章のストーリーでしか楽しめないのに。

最近マークの図鑑を購入して、ふと思った。
息子は文字はまだ読めない。でも、なんとなくこのマークは『注意してください』という意味だし、このマークは『ここには入らないでください』って意味だと理解している。
時には全然違う意味を考えたりして『ここでは寝ないでくださいのマークだね』とか言ってたりする。笑(そんなマークないでしょー)※ちなみにこの薬を飲むと眠くなる事があります。っていうマークだった。笑


例えば、美術館で絵を見た時、
大人は『なんて言う題名かな?何をしてるところなんだろう、いつ頃描かれたのかな?』とか説明を読んで頭で理解して見ることが多いと思う。

そして、『これはね、〇〇をしているところなんだって。△△さんって人が描いた絵で、◻︎◻︎っていうことがあったから、この絵を描いたんだって』とか、説明する。

字の読めない子どもは、『ここの色が好きだ、これはこんな事をしてるところなのかなー』とか純粋に、その絵を見て、感じ取って、絵そのものを楽しむことができるだろう。

もちろん、子どもから知りたがる事もあるだろう。でも、まずは『あなたはどう感じた?どんな絵だと思う?』と、問いかけたい。

街中で見かけるポスターや看板も、大人はまず文字を見て、何のポスターなのか判断してることが多いと思う。

でも、文字の読めない子どもは、自分なりの想像やイメージを思う存分働かせて、文字に左右されずに『そのもの』を感じることができる。

文字が読めないと言うことはそういうことだ。

そこから、考える力も、感じる力も、育つ事があると思う。


生まれてからのたった数年の文字の読めない世界を、十分に味わってほしい。
文字で表されたものをではなく
自分が感じたもの、想像したもの、
あなたのその感性と想像力で、
たくさんイメージして、ストーリーを広げてほしい。

文字が読めるようになる事を惜しいとさえ思ってしまうくらい。
だって、これから何十年も生きるのに、
そのものを感じ取れるのって、文字の読めないたったの数年だもの。


文字の読めない今の息子へ

この先の人生
きっと、文字に左右されたり
そこに表された文章で色々考えや心が変わる事もあるんだよ。

文字が読めるようになったら、手紙が読めるでしょう。いい本にも出会うでしょう。
楽しみだね。
でもね、今はその自分で実際に見て、感じたその世界を味わってほしい。


一度文字が読めるようになったらもう戻れない。文字のない世界。
だから、今を思う存分楽しんで。
たった数年しかない文字のない世界を。
何にも左右されない、あなただけの想像をいっぱい膨らませた世界を。

※文字が読めるようになったり、かけるようになったりすることが、早い方がいい、遅い方が良いって言う事ではありません☺️息子はまだ文字の敏感期が来てないだけだと思います。文字が読めるようになったら、また今とは違った楽しさを感じたいと思います♪

そして、この記事に辿り着いてくださった方へ、今日も一日お疲れさまです★
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