これって噂の4歳児の壁!?
こんにちは、いつママの「あい」(幼稚園教諭4年半、保育士歴7年、4歳と2歳の母)です。
我が家の長男は、1歳半頃からみられるイヤイヤ期は多少ありましたが、対応に困る程のイヤイヤはなく、比較的穏やかに過ごしてきました。
しかし、4歳を過ぎた頃から感情の起伏が激しくなり、情緒不安定な姿も増え、穏やかBOYの変化に私自身も戸惑い、対応に苦戦し、色々と原因を探っていました。
そんなある日、
もしかして・・・これは噂の「4歳児の壁」と言われるものではないか・・・
と気づき調べてみると、息子の姿と一致!!原因が分かったことで、私の気持ちに余裕が生まれ、落ち着いて関われるようになってきました。(現在進行形です)
今回は4歳児の壁について、私が学んだことや関わり方のポイントについて皆さんと共有できたらと思います。
そもそも「4歳児の壁」って何?
4歳頃は脳の発達が著しく、理解力や認知力がぐっと向上する一方で、その急な発達に子ども自身が戸惑い不安になり、心に葛藤をもたらし、感情のコントロールが出来ずにいる状態が見られることがあります。このような姿が見られる時期のことを「4歳児の壁」という言葉で表わしています。
この現象は脳の発達段階で起こる成長の証なので、お子さんの姿を見て、自分を責めたり、悩んだりせずうまく関わって行くことが大切です。
どんな姿が見られるの?
我が子の場合は、
①自分で出来ていたことをやらなくなり、手伝いを求めるようになった。
「ごはん食べさせて!!」「着替えさせて!!」等、赤ちゃん返り!?と思うような姿も多々・・・
②注意されるとすぐ泣く、怒る、反論する、拗ねる。
③思い通りにならないことが受け入れられず、泣いて怒る。
④汚い言葉を使ったり、叩いたりする。
いけない事だと分かっている為、すぐに謝るが気持ちは落ち着かない様子・・・
⑤甘えたい気持ちが強く妹に嫉妬することが多い。
といった姿が見られています。
他にも「4歳児の壁」の特徴的な姿として、
嘘をつく、大人のあげ足を取る、無視をするといった姿があるそうです。
関わり方のポイント5選!!
①割り切って関わる(とても大事!!)
成長の一つとして受け止め、前向きに捉え落ち着いて関わることが大切。
とはいえ、母も人間なのでイライラしてしまうことも・・・
そんな時は深呼吸をし「これは成長の証!!期間限定の姿」と心で唱えています(笑)
②行動(怒る、叩く、無視する、泣く等)に対しては子どもの話に耳を傾け、理由を聞く
お子さんの気持ちに寄り添いながら、気持ちを代弁し感情の整理を一緒に行っていくことで、
気持ちが落ち着き「分かってもらえた」と安心に繋がります。
理由を聞かずに叱ってしまうと「わかってくれない」と認識し、
より反抗的な態度に繋がってしまう可能性があるので注意して下さいね。
我が子の場合は、話しを聞く状態になるまでに時間がかかるので、
「どうしたの?一回ギューしよう!!こっちおいで」
とハグをして落ち着かせています。色々試した結果、一番効果的でした。
③甘えを受け入れる
お子さん自身が戸惑い混乱している時期だからこそ、「自分でできるでしょう」と促すのでなく「一緒にやろう」「いっぱい抱っこしてあげるよ」とスキンシップを大切にして下さい。
そうすることで「どんな自分も受け止めてくれる」という安心感につながり、お子さんの心も満たされていきます。
④過敏に反応しない
汚いな言葉や乱暴な態度に対しては、過剰に反応ず、冷静に落ち着いて注意しましょう。
感情的に反応することで、更に反発したくなり逆効果になってしまうことも・・・
相手の気持ちに気付けるような声かけやなぜいけないのかを簡潔に伝えてみて下さい。
⑤選択肢を提案し、自分で選ばせる
「自分の思い通りにしたい!!」「指示されたくない」という思いが強い時期である為、選択肢を提案し、本人に選択してもらうと、自分で決めたという満足感から気持ちの切り替えがスムーズになりやすく効果的です。
上手に付き合いながら乗り切ろう!!
自分で出来ることが増え、子育ても少し楽になってきたかな・・・と思った頃にやってくる「4歳児の壁」と言われる姿。その姿に戸惑ったり、悩んだりすることも多いと思いますが、4歳頃の心の揺らぎを大切な成長として受け止め、割り切りながら共に乗り越えていきましょう。
そして、この記事に辿り着いてくださった方へ、今日も一日お疲れさまです★
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