それしか食べない、それでしか遊ばない

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こんにちわ。いつママの「るな」(保育士経験11年、現在4歳の繊細っ子の子育て中)です。

息子の遊びについて、なんとなくモヤモヤしていた部分が

スッキリした出来事がありました。
今回はそんな私の思考が変わったお話しです。

これでしか遊ばない。
広がらない遊び。

4歳の息子は、同じおもちゃでしかほとんど遊ばない。
ビー玉転がしなどのスロープトイ系のおもちゃでしか遊ばず、
興味があるものも、あまりほかにあまりなく、グッと深く遊び込むと言うことも
無いように感じる。

同じおもちゃでしか遊ばないので、
飽きてしまうことも多い。

興味の幅を広げて欲しくて、種類の違うおもちゃを買ったり、
絵本や図鑑を買ったりもしているけど、ほとんど興味を示さない。

『他にもおもちゃあるじゃん』
『せっかく買ったのに…何で遊ばないんだろう』
『他のおもちゃでも遊んでくれたらいいのに…』

そんな風に思っていた。

でも先日、この私の考え方に
ふっと立ち止まるような出来事があった。

偏食から学ぶ

息子の通っている幼稚園では、定期的に親向けの講演会があり、
私自身も学ぶことが多い。

その日は『食』がテーマで、
偏食に悩む保護者の方からの質問があった。
息子も偏食っ子なので、どんな話が聞けるのかと、
私も興味津々で聞いていた。

『同じものしか食べない。
特定のものだけを食べている。これってどうなのか』

と言うような悩みだった。

それに対しての回答は、体調などに問題なく、
元気に過ごせているのであれば、こう考えてみてはどうか。
それは…
『その食材を味わい尽くす』ということ。
その子が、満足するまで、その食材を
味わって味わって、味わって、味わい尽くすところまで
行ってみたらどうかということだった。

その食材のコップがいっぱいに満たされたら、
さぁ、次はどうなるのか。
それを見守ってみたらいいのではないか。
という回答だった。

息子の遊びに置き換える

この話を聞いて、息子の遊びが頭によぎった。

息子は、同じおもちゃでしか遊ばないんじゃなくて、
今この遊びを味わっているんだ。

今までの私の考えかたは、今どんどん遊びを広げたい、
発展させたい、だった。
でもこの子に、必要なのは、違う見方だったんだ。
ビー玉が転がる時の音、動き、ビー玉が転がる時の色合い…などなど。

ただただ純粋に味わっているのだ。

それならば、この遊びを味わい尽くすまで
味合わせてあげよう。と思った。
息子のこの遊びのコップがいっぱいになったら、
次はどんな遊び方をするんだろう。
どんな興味にうつって行くのだろう。
もっともっとこの遊びの深いところまで
一緒に行ってみようではないか。



困っていることのその裏に

こうだったらいいのに、こうしてくれたらいいのに…
子育てをしていると、そう思うことなんて五万とある。
でも、それは大人から見た世界。
その裏に何があるかを考えることが
きっと重要なんだろう。

そんな事考えてあげられる余裕すらない日常だけど、
時々ふっと立ち止まって、もっと深いところを見つめていきたい。

その素晴らしさに気づいている子どもたちは、
大人よりも何倍も、美しく、素晴らしく、尊く、
『今』を楽しんでいるのだから。

この時期を大切にしてあげたい。


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