自閉っ子と行く旅行ブログ~ジブリ編①(下調べ)~

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10歳、5歳、2歳の3児を育てる現役保育士のくりママです。
我が家の次男は中度知的障害を持つ自閉症です。

今回は1月に行った家族旅行のレポをしたいと思います。
自閉っ子のいる家庭は、定型発達の子と一緒に行く旅行準備や心構えとは違うことがたくさんあります。

前回、挑戦で行った大阪・淡路島旅行で「もっとこうしておけばよかった」ということが山ほどありました。

その反省を活かし、行く前にしっかりと計画を立てるため「下調べ」をしっかりとすることにしました。自閉っ子の旅行でここが一番重要な時間だと考えます。
その中で、自閉っ子と行った旅行レポがあり、参考にさせてもらいました。とても助かったなーと思ったので、私も誰かの役に立てるようなレポを書こう!と旅行前から決めました。

家族みんなが興味を持っていて楽しめると考えていた「ジブリパーク」へ行くことになったので、下調べと実際の様子を交えて書いていきたいと思います。

駐車場の有無、療育手帳の利用で受けれる割引やサービスはあるか。


・駐車場が広くて入り口に辿り着くまで歩けるか
・園内に駐車場がない場合、歩ける距離で入口までいけるのか
 これは結構重要なポイントなんですよね。

→ジブリパークは手帳を提示しての駐車サービスはなし。
駐車場からメインの大倉庫まで結構歩きました。ただ、どこの場所を目当てに行くかによって止める駐車場を決めるのがおすすめです。

我が家の場合・・・・
「トトロの世界が見たい」「ジブリの大倉庫であそびたい」というのを一番の目的にして行ったので、それを考えると一番にうまりやすい北1駐車場か西駐車場に止めていくのがベストかなと感じました。

ただ、園内を走るバスがあるので、それに乗ればどこのエリアにも行きやすかったです。

入場券の掲示方法や購入方法

自閉っ子家庭には、ここもすごく重要なポイントだと思います。

チケットを購入するために、長蛇の列をならばなくてはいけない場所は、待つのが苦手な特性を持つ子の多い自閉っ子にはつらい時間。
できれば【事前購入でそのまま入場(画面掲示か印刷したものを掲示)】が一番助かります。

→ジブリに関しては、まずチケット入手をすることが大変ではありますが、ネットで購入ができれば、あとはそのアプリでQRを掲示すればそのまま各エリアで遊ぶことができました。

毎回、エリア内の建物に入るたびに、全員分のQRを掲示するのは面倒ですが、それさえすればOKなので助かりました。

そして同伴者1名までは「障害者 大人」もしくは「障害者 子ども」という券種があり、一般券種の半額料金になりました。入場の際に手帳の原本またはコピー、ミライロIDのいずれかを提示すればOK。

これはありがたいサービスでした。購入しても、特性ゆえの過敏さや、慣れない場所、混雑する場所への不安や不快感で入ること、遊ぶことができない可能性もあり、チケットが無駄になってしまうかもしれない。その心配も少し緩和されるなと思いました。

回る順番を考えて最適なルート決め

ジブリパークは広い敷地で5つのエリアが点在する、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設です。

冒頭でも触れましたが我が家は『トトロの世界』を感じたい。ということが一番の目的だったので、何よりも一番最初に「どんどこ森」へ行くルートにしました。
そして、ネコバスや数々の作品の展示がされていて、遊び場のある「ジブリの大倉庫」は入場の時間に決まりがあるチケットで、我が家は13時~の入場となっていました。
その入場時間までの間に、息子が好きな『ハウルの城』があるエリアなどにも遊びに行き、行ける範囲で遊びました。
近いエリアもあれば距離のあるエリアもあり、小さいお子さんがいると園内バスを利用しての移動が必要不可欠だと思います。
息子は遠足などでバスに乗る練習をしていたので、静かに乗ることができたので、良かったと思いました。(バスに乗ることが不安だったり、騒いでしまうと、大人が疲弊してしまいますよね・・)

パーク内が広い公園なので、走ったりのびのび自由にして過ごしたりできますし、混雑具合もほどよく、いいポイントだなと感じました。
癇癪やパニックに繋がってしまいそうなときにクールダウンできる環境で自閉っ子にはピッタリでした。

食事スペース

事前に食べられそうなメニューをチェックしておいたので、パーク内でしか食べられないメニューを食べさせてあげたいと考えていたのですが・・・

ジブリパークエリア内にあるカフェやレストランはかなり混雑していました。
平日だったのにも関わらず、かなり並んでいて、待つことが苦手な次男と末っ子を連れて並ぶのは不可能でした。

パークエリア内では持ち込みして食べることは禁止ですが、公園内には食事可能な場所がありました。
偏食の多い自閉っ子には食べられる物を探すのも大変ですよね。

我が家は公園内にキッチンカーのモスバーガーで食事をしましたが、お弁当を持参する方が安心だなと思いました。

いかがでしたか?
自閉っ子の特性や、我が子の特性を理解した上で、下調べをすることで疲弊せずにスムーズに、家族みんなが楽しく行ける旅行にすることができると思うので、ぜひここに対しての労力を惜しまずに計画立ててみてください。


第二弾は実際遊んだレポをしていきたいと思います。ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。

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