『相談室つぼみ』和久井さん ⑤「専門員が子育てで大切にしていることとは」
こんにちは!いつママの「ゆみ」(保育士歴9年、4歳と5歳年子の母)です!
前回に引き続き、神奈川県平塚市で相談支援専門員として活躍していらっしやる、『相談室つぼみ』の和久井先生にインタビューをさせていただきました!
第5回目の今回は「専門員である和久井さんが、子育てにおいて大切にしていることとは」のインタビューをさせていただきました!
インタビュー①「子育てにおいて大切なものとは?」
インタビュー②「どんな質問や相談をうけているの?」
インタビュー③「抱き癖・甘やかしはどこまでいいの?」
インタビュー④「ママ大嫌い!の裏側にあるもの」
1.子育てで大事にしていること

ゆみママ:
子育てで大事にしたいこと、和久井さんの中で大事にしていること、子育てをしているママ達に向けてこんなことを大事にしたらいいよがあれば教えていただきたいです!
和久井さん:
アドバイスとは言えないんですけれども…私に中で大事にしていることがいくつかありまして、
お母さんが相談に来た時に、ちょっとそこからヒントを得てこんなのどう?とかお伝えしているものがあります。
一番大事なのは「褒める子育て」だと思います。
色々いたずらされたり…もうなんで分かってくれないの!ママの気持ち!って日々ね、色んなことがあるかもしれないんですけども…
『当たり前のことを褒める』
良いことをしているのを褒めるんじゃなくて、当たり前にできていることを褒めるっていうのが大事。
これは、ペアレントトレーニングっていう一つの技法なんですが、これも私がお勉強してきたもので…。
例えば…子どもが朝元気に起きてきて「ママおはよ~」って言ってきたら、「わあ~いいね!そのおはよう良いね~!」って「ママも朝から元気もらったよ~!」とかね、
こんなのを褒めるお母さんってなかなか居ないじゃないですか当たり前すぎて!
だから普段当たり前にできていることを、ちょっと実況中継みたいに褒めてあげるといいんですよ。
久しぶりに自分で靴下が履けたら、「あ!くつ下履けたの!?すご~い!」とかね。
年齢が大きかったら「え!くつ下履けたの!?ママ本当に助かる~!」「お兄ちゃんになったね~!」とか、もうこれだけで全然いいんです!
ちょっとチラッと見た時にママが、あ!これ良いな!って思うことを褒めてあげるとすごくいいと思います!
和久井さん:
反対にいつも気になってしょうがない。
支度が遅いとか、ご飯食べるのが遅いとか色んなことが気になっている…そんな時は怒ってばかりいるんではなくて、その行動は『無視しよう』無視っていう技法が一つあるんです。
その子自体を無視しちゃうと虐待になってしまうからそうではなくて、その子の『今している行動』がママにとって嫌だったら怒るんじゃなくて、見て見ぬふりをする。
そうすると子どもは…いつもだったらママが怒ってくるのに、なんで怒ってこないんだろう?
って思うんですよね。
そう思っているうちに、行動が静まってきたところをママが「ねえねえ、お買い物行くよ~!どう?」なんてちょっと違う言葉で声をかけてあげる。
すると子どもは、「うん!行くいく!」ってなるんです。
なんかちょっと気になるところは怒ってばかりじゃなくてちょっと見方を変えて、無視をする。
反対に怪我に繋がったり、危ない行動はすぐに介入してやめさせるっていう風にペアレントトレーニングをする。
ペアレントトレーニングは…
〇良い行動、当たり前の行動を褒めましょう
好ましくない行動をしている時は…
〇無視(その行動だけ)をしましょう
〇危険な行動をしていたらすぐにやめさせましょう
この簡単な3つのルールにのっとって、色々やっているものです。
このペアレントトレーニングだけでも1時間2時間喋れちゃいます!(笑)
ゆみママ:
これはめちゃくちゃ興味があります!!
和久井さん:
また今度ゆっくりお話ができたらと思います♪
2.相談したいときは…

ゆみママ:
子育てをしていて、子どもの気になる姿やこれって大丈夫かな?って思った時や気付いた時に、どこに相談したらいいでしょうか?
和久井さん:
先ほどもお話した中で、多い相談の中で思い通りにいかないとか暴れちゃったり、噛みついちゃったり、落ち着きがなかったり、発語がなかったりとかね、色んなご相談があるんですが…専門家に相談するのが一番いいと思います。
幼稚園とか保育園に通ってたら、保育園の先生とか幼稚園の先生に「うちの子のここが気になるんです」って言ったら先生の方で園の様子を話してくれたりします。
神奈川県平塚市では「発達支援室くれよん」で色んな相談を受けてくれるので、平塚市に在住の方はまずは「くれよん」に相談すると良いですね。
大きいお子さんでしたら、学校の先生に相談すると教育相談センターっていう所もありますし、小児科で相談するのも良いですし。
色んな相談場所がります。
本当に気になるなって思ったら、早めに相談しましょう。
今そのお子さんたちが何に困っているのか見つけてあげられるのが一番いいと思います。
困っていることが多くなると不安になったり、成功体験も少なくなって、自分を好きになる自己肯定感が下がってきてしまうのですぐに専門家に相談すると良いかなって思います。
ゆみママ:
ありがとうございました!
「褒める」子育てって、子ども達が成長してできることも増えてくると、それができて「当たり前」に思ってしまうと思うんです。けど、まだ生まれて数年。出来て当たり前だと思っていても、進級があったり環境が変わったりすると、出来ていたことが難しくなってしまうこともあります。
保育園の子ども達にも見られたりします。
だからこそ、出来て当たり前のことを当たり前と思わずにたくさん褒めてあげたいな…自信に繋げていきたいな…と改めて思うきっかけになりました!
子ども達のこれ良いな!と思う姿に気付けるのも、成長の気付きに繋がったり、気持ちも前向きに捉えられるような気がしますね♪
もちろん自分に余裕のある時に、無理なく取り入れていきたいと思います!
この記事に辿り着いてくださった方へ、今日も一日お疲れさまです★
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