自閉症児。5歳の困りごと。

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こんにちは。私は5歳の自閉症の子を持つ3児の保育士ママです。(小4、年中、2歳)

中度知的障害を伴う自閉の次男は、5歳を迎えて小さな成長がたくさんあります。
一方で、ずっと続いている困りごと、最近始まった困りごともたくさんあります。

こだわりや敏感さは変化する

多くの自閉症の子が抱える、「こだわり」「感覚過敏」親の困り感にも直結します。
療育の先生に聞くまで知らなかったのですが、最近まで嫌だったことが突然平気になったり
今まで平気だったことが急に苦手になったり。
その時によって変化していくのだとを、息子の姿を見ていて学びました。

今現在の息子のこだわり、敏感なことについてお話していきたいと思います。

1、衣服のこだわり

直接肌に触れる衣服の素材へのこだわりがあります。

入園してから嫌がることがなかった幼稚園の体操服(基本毎日着る)が着れなくなり一人だけ私服登園。その私服にもこだわりがあります。
・ピタッとしないリラックスタイプのズボンしか穿けない(ユニクロのリラックスフィットレギンス)
・Tシャツは気に入ったイラスト(柄によってはこだわりで前後反対に着たい)
・靴下は室内では絶対に履きたくない。
・ジッパー、羽織り物の衣服は絶対に着れない(ママが着ているのも嫌)
・赤白帽子は被れない。
・締め付け感のあるオムツ、パンツ共に履きたくない(基本ノーパンでズボンを穿く)

書き出すと、改めて衣服のこだわり、感覚過敏の強さを感じます。
これがまただんだんと変わっていくのかなと思います。
ちなみに、以前は細かい柄の衣服は着れませんでした。
買わなくなったから着る機会がないですが今も嫌がるかも。

2、偏食

この問題は本当に長く、心配ごとのひとつ。きっと多くの自閉症ママたちが抱えている悩みなのでは?
息子の場合、まず主食の白米もパンも基本は食べません。野菜も、肉も嫌いです。

食感や味というよりも、口に入れる前から「嗅覚」で過敏さがでます。
料理を作っている段階で匂う時から鼻をつまんでいる時もあります。
目の前に出されて目で見る、臭いをかぐだけで「おえっ」っとなってしまうんです。
なので口にする以前の問題でなかなか食べられる物が増えません。
今食べられるもの
・ピザ(伊藤ハムのチーズピザのみ)、冷凍カルボナーラ(ママーのやつ限定)たまごチャーハン、焼きそば、ラーメン、チョコチップパン
・ハム系、たまごやき、ポテト、たまにコロッケ
・にぼし、たまに焼き魚
以上の物のみであとはジュース、アイス、お菓子のみ

夕食は基本毎日「ピザ!」と要求して、家族が食べているものは見ても食べることはできません。
幼稚園のお弁当は、たまごチャーハンとやきそばが交互で、おかずはたまごやきとハムが基本。
お弁当担当のパパが少しでも食べられるものが増える様にと1品だけ挑戦して入れることもありますが、好きな食材の隣にくっついて味が移ると好きな物も食べられなくなるので慎重さが求められます。

3、電気係

とにかく家の全ての電気を付けたい。付いていないことが気になるんです。
見ていない時に消してもすぐに気付く。何かに集中して遊んでいても絶対に気付く。
見てない、聞いていないと思っていても常にアンテナを張っているのだと思います。
2年前くらいまでは、寝室の電気が消えるのも嫌で、寝ている兄弟がいても自分が寝るまでは電気をつける息子との戦いでした。
幼稚園の節電している部屋の電気もつけに行ってしまうそうで、先生には申し訳ないです。

4、タブレット、動画への執着

これもあるあるだと思うのですが、特性なのか動画などの映像が大好きな息子。
家に帰るとまず一番にタブレット。ゲームをしたり動画をみたり。
電源が切れて見れなくなるとテレビの録画を見せろと要求。
家ではほとんどおもちゃで遊びません。
平日は幼稚園や療育に行っているので、帰宅してからの時間しか見ないけれど、
休日は一日中。遊びに誘っても、すぐにまたタブレット。

外に連れだせば見せろと言うことはないけれど、末っ子を連れてママ一人でのお出掛けは絶対に無理。
たまに2人で外に出る体制が取れた日は、一緒に見たものを共有したり、言葉での会話や交通ルールを確認しながら散歩したり、楽しい時間になるのですが。色々と難しいのも現状です。

困り感の対応、こだわり脱却のための向き合い方

敏感さがある、それをすることで息子が苦しくなる部分に関しては、無理に辞めさせたり、やらせようとはしていません。少しずつアプローチをしていったり、安心感に繋げていくことが大切だし、
「嫌なこと」「怖いこと」「不快」という思いを植え付けてしまわないようにしています。

それとは反対に、親が頑張って対応したり配慮すれば改善できることに関しては、頑張って取り組まなくちゃいけない。
そう分かっているはずなのに、仕事や家事育児に追われて疲れているとなかなかできないし、自分の小さなリフレッシュの時間も欲しい。と思うと、なかなか動けない。それもリアルな現状。
じゃー子どもの為に何を頑張れているのだろう。と思うし、思われてしまうのかもしれない。



でも、毎日自分と家族が元気に健康で楽しく笑顔で生きている。
それだけでいいのではないかな。(もちろん周りに迷惑をかけてしまうことは改善するけど)
それだけで自分は頑張っている!と思うようにしています。

どうしても育児をしていると自分を責めたり、周りからも責められがちな世の中だけど
家族が幸せに生きている。それで十分!
という心意気で皆さん日々の家事育児、仕事頑張っていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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