自閉っ子を育てる夫婦の関係性〜夫に求める5か条〜
10歳、5歳、2歳の3児を育てる現役保育士のくりママです。
我が家の次男は中度知的障害を持つ自閉症です。
3人の子育てをする(いや人数関係なく子どもを育てるだけで)大変な上、予測がつかない、思いを理解するのが難しい、特性のある自閉っ子もいる我が家は毎日バタバタです。
そんな毎日を過ごす中で『ストレスを溜めすぎない』『心と体を疲れさせない』をモットーにしています。
そのためには、子どもたちと過ごす、家事をする時、夫婦の協力関係はとても大きいと我が家では感じています。
いろんな家庭があるので、あくまで我が家の場合のお話をさせていただきます。
その上で読んでもらえたら嬉しいです。
ちなみに、我が家の状況を簡単に説明すると
【妻(私)について】 週5日の保育園勤務(週2日は送迎のため半日)
・家事全般
・家族に関わる全ての事務
・子どもの送迎
・習い事の手伝い
・家族のスケジュール、タスク管理 等々を担っています。
【夫について】週6日勤務、7時に家を出て19時〜20時帰宅。
・次男の弁当作り
・朝の洗い物(夜の残り)
・ゴミ出し(集まるところから全て)
・休みの日の食事(朝、昼、夜)
基本は仕事で家にいる時間の少ない夫。私のワンオペが多いです。
でも、仕事以外の時間は飲みに行く、遊びに行くことはほとんどなく家族と過ごしてくれています。
そんな環境・状況の中で、私が夫に求めていることをお話します。
1、自分が担った家事や役割はしっかりとやるべし
自閉っ子と兄妹児の子育てに追われている妻。
仕事でワンオペにさせてしまっている時間がどうしても多くなってしまう。それは大黒柱として一生懸命働いているから仕方がないこと。ただ、自分ができる範囲のことを見つけて、その役割だけは全うする。これが大事です。
「妻に言われたからやる」「言われていること任されたことがちゃんとできない」それはNG。
ただでさえ子どもたちに色々言って疲れているうえ、夫にも言う労力は残っていません。
ならば、自分ができることはしっかりとやる。そしたら妻も助かるし、感謝できます。
2、少しの時間でもいいから妻の時間を作ってあげるべし
子育てをしていると「一人時間が欲しい」って思うママは多いですよね。
でも、なかなかそんな余裕はないし、自閉っ子だと実家に預けたりするのも簡単にはいかないので一人の時間は作れない。パパ一人で子どもたち3人を見るのだって大変。それを理解しているから「一人でおでかけ」なんて贅沢は言えない。
ただ、家の中だけでもいいから、自分の好きなことを1時間でもいいからやる時間が欲しい。
私は「一人でゆっくり長風呂」「押しの動画を集中して楽しむ」「子どもたちが寝静まったあとに夜更かしして溜まったドラマを見て翌日ゆっくり寝かせてもらう」という好きな時間を作らせてもらっています。その間は子どもたちのことを夫が見ていてくれる。それだけでストレス発散できるんです。
3、限られた時間の中で一緒に子育てをする姿勢を見せるべし
仕事でいない時間が多いと、子どもたちと過ごす時間は多く取れないけれど、一緒にいられる時間にどう過ごすか。
我が家はママが何回言ってもやめないこと、何度も繰り返していることなど、パパが言うと比較的すぐに聞きます。
だからと言って普段怒ることはあまりなく温厚なパパ。
すぐに子どもと喧嘩するママの代わりにフォローしてくれたり、イライラしていると感じたら間に入ってくれます。いざという時に居てくれるだけで頼りになるし、ちゃんと一緒に子育てをしてくれているな。と感じるだけで、安心感を感じます。
4、現在の成長過程、支援過程を一緒に考え見守るべし
兄妹の進路や学校や保育園での様子、自閉っ子の次男の困り感や療育での様子、今後のことなど、基本的にはその日のうちに夫婦で共有します。
「こうゆう予定があるよ」と伝えておけば「どうだった?」と休憩時間に連絡をくれたり、帰ってきてから話を聞いてくれる夫。
一緒に考えてくれているな。ちゃんと子どもたちの成長を見守ってくれているな。と感じて心強く思います。そんな存在があるだけで、子育てをするママ(自閉っ子など特性のある子を育てるママは特に)安心に変わるのではないかな?と思います。
5、とにかく話を聞いて肯定するべし
子どものこと、仕事のこと、友だちとのこと、ママ友のこと、なんでも話すようにしている我が家では、聞き役に徹してくれる夫。
なにか意見があっても必ず味方になって肯定する言葉をかけてくれます。
もちろん、間違っている時や、必要な場面では意見を言ってきますが、ちゃんと聞いてくれています。そうゆうところでストレスを発散させてくれるから、私の心にも余裕が生まれ、子育ての中でイライラすることが減っているんだと思います。肯定して話を聞いてくれる人がいるってありがたいことですよね。
以上、『私が求める夫の姿』というよりも、夫が私にしてくれて感謝していること5か条を挙げてみました。
もちろん、夫の行動・発言にイライラすること、もっとこうしてほしいと不満に思うことはあるし、反対に夫が私に不満をもっていることもたくさんあると思います。
でも、求めすぎてもよくないし、言わなくても感じ取ってほしい。ということは思わないようにしています。(そもそも男の人は大多数の人が感じ取るって苦手ですよね。)
『やってほしいことは言葉にして伝える』
『やってくれていることに目を向ける』
『私がこんなこともやっているんだよと分かるように伝えて協力しようと思えるような気持ちを持ってもらう(笑)』
『我慢できない不満は溜めずに伝える』
『子どものことは逐一報告して共有する』
というのを意識してこれからも協力体制を作れる夫婦でいれたらと思います。
我が家の個人的な話を最後まで見てくださってありがとうございました。