⑧ブロークンレコードテクニックってなに?
こんにちは!いつママの「ゆみ」(保育士歴10年、4歳と5歳年子の母)です!
以前インタビューをさせていただいた、神奈川県平塚市で相談支援専門員として活躍していらっしやる、『相談室つぼみ』の和久井先生に再び!インタビューをさせていただきました!
そして今回でインタビューは最終回となります!そんな最終回の記事は「ブロークンレコードテクニック」と言う内容になっています!
1.壊れたレコード?

和久井さん:
ブロークンレコードテクニックというものがあります。
ブロークンレコードとは壊れたレコードと言う意味なんですね。
レコード知ってますか?
ゆみママ:
黒くて丸い大きい物ですよね!見たことはあります!
和久井さん:
そうそう!
そのレコードの盤の所に傷があると、針を落として音楽をかけるから針が同じ場所で止まっちゃうんです。
だから音楽をかけても「さいた~さいた~チューリップの花が~」って行くところを、「さいた~さいた~…さいた~さいた~…」って同じ言葉を繰り返すんです。(笑)
それが壊れたレコードっていう意味なんです。
小学校2、3年生頃のお子さんがいるお母さんには経験があるんではないかと思うんですが…。
例えば「もう寝る時間だから早く寝なさい」と子どもに言っても「まだ20時半だよ」と返される。
ママは「20時半は小学校2年生だったら、もう寝る時間なんだよ、早く寝なさい」と言う、けど子どもは「20時半に寝なくちゃいけない子なんてクラスに一人もいないよ!」って言ってくる。
ママは「えぇ!大抵の子は寝てるはずよ!?」って言うんだけど、子どもが「そんなことないよ!みんな21時半までテレビ観てるもん!!21時にやってるテレビみんなで話してるもん!」って(笑)
けれどママは「そうかもしれないけど、あなたはみんなじゃないでしょう?」って返すんだけど、こういうやり取りを永遠とやり続けるじゃないですか。
だけど、このブロークンレコードテクニックを使うと…
ママが「ゆみちゃんもう寝る時間よ」と声をかけると、子どもが「だってまだ20時半だよ!」と言う。けれどママは「もう寝る時間よ」とまた言う。
それに対して子どもが「え!20時半に寝なくちゃいけない子なんてクラスに一人もいないよ!」って言ってくるけど、ママは「寝る時間よ」と言う。
だけど子どもは「ぇ!私以外の子みんな21時半までテレビ観てるよ!」って言ってくる。
それに対してママは「寝る時間よ」と言う。
すると子どもは、『なんで同じことばっかり言い続けるの?!』と言ってくるけれど、ママは「寝る時間よ」と言う。
ここで子どもは「わかったよ!!もう!寝る時間って言うのやめてよ!もう寝る!」って言う。
そこでママが「分かってくれたのね♪ありがとう♪おやすみ♪」って(笑)
同じ言葉を永遠に繰り返すんです。
そうするとママは子どもがこう言ってきたら、こう返そうとか考えなくていいし、次の言葉に戸惑うこともないから、「もう寝る時間なんだよ」と言うことだけを伝えればいいんです♪
これがブロークンレコードテクニックです!
ゆみママ:
ブロークンレコードテクニックっていうのをはじめて知ったんですが…、もし同じ言葉しか返ってこなかったら「ああ、何言っても無駄だな」って思っちゃうなって(笑)
諦めて寝なきゃいけないなってなりますね!(笑)
だからそれに納得と言うか…ああ~確かに~ってなっちゃいました!(笑)
和久井さん:
ね!面白いでしょ!(笑)
ゆみママ:
子どもが大きくなってくると、どんどん言葉が返ってくるから、それに答えてたらこっちも疲れちゃうし、逆にこっちが心折れちゃいそうになる気がするので、ああ言えばこう言うってなったらこのテクニックを使おうと思います!(笑)
和久井さん:
もうぜひ!ぜひ!使ってください♪(笑)
ただし、小さい子供には使わない方が良いです。
小さい子どもは言葉遊びとして捉えてしまうからです。だからある程度年齢を重ねた目安としては2、3年生ぐらいで使うといいですね。
ゆみママ:
ありがとうございました!
今回で『相談室つぼみ』和久井さんのインタビューは最終となります。
ご協力くださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
インタビューをさせていただけて、お恥ずかしい話…知らない事ばかりで、一つ一つお話を聞いていて本当に勉強になりました。少しでもこの記事が誰かの元に届いて、誰かの役に、そしてヒントになれば幸いです!
この記事に辿り着いてくださった方へ、今日も一日お疲れさまです★
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