『相談室つぼみ』和久井さん           ③「抱き癖・甘やかしはどこまでいいの?」

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こんにちは!いつママの「ゆみ」(保育士歴9年、4歳と5歳年子兄弟の母)です!

前回に引き続き、神奈川県平塚市で相談支援専門員として活躍していらっしやる、『相談室つぼみ』の和久井先生にインタビューをさせていただきました!

今回の内容もとても気になる、そして同じような悩みを持つママもいらっしゃるのではないでしょうか。
抱っこのし過ぎは「抱き癖がつくよ!」なんて言われたりした経験はありませんか?
「甘やかしすぎだよ!」とか…実際のところはどうなんだろう?って気になったことはありませんか?

今回はそんな気になる内容について、和久井さんが丁寧に、赤ちゃんにもママにも寄り添ってお話をしてくれています!

インタビュー①「子育てにおいて大切なものとは?」
インタビュー②「どんな質問や相談をうけているの?」



1.抱き癖や添い寝はどこまでいいの?



ゆみママ:

私もよく若い世代の方から相談を受けることがあるんですが…、
小さいお子さんや赤ちゃんがいるママから、『抱き癖が付きそう』なんて相談もあるんです。

実際今は抱き癖とかはないよって話も聞くのですが、詳しく教えていただけますか?



和久井さん:

抱っこばっかりしてると、抱き癖がついちゃうってよく言われているんですけども…。

赤ちゃんはお母さんの子宮の中が一番安心できる場所だったっていうのをよく覚えているんです。


3歳くらいまでは「お腹の中どうだった?」って聞くと話してくれるとか、よく言われているんですけども。


やっぱり赤ちゃんのとっては安心できるところで、ずっとずっとここに居たいなって思ってても、いきなり世の中のポンっと出されちゃう。


自分の意思でも何でもないのに、出されちゃうんですよね。


子宮の中の胎児と同じような姿勢の抱っこ、丸くなるような抱っこって赤ちゃんが一番喜ぶんですよね。

だから抱っこ紐とか丸くなるような姿勢が一番好きで、生後2か月くらいまではそのような姿勢の抱っこがいいと言われています。


でもね、お母さんたちってちょっと赤ちゃんが大きくなってお子さんが抱っこ抱っこ!ってなると、「もうお姉ちゃんだからお兄ちゃんだから抱っこしないよ」って言うけれども、

今不安だから、寂しいから、『今』ママに抱っこしてほしいからママに抱っこを要求しているんですね。


忙しい時じゃなければ、その時にギュッと抱っこしてあげてください。


だけど、永遠に抱っこしてるんじゃなくて、もう色んなことが分かってくる年齢だったら、「じゃあ10一緒に数えようか」「じゃあ10だけね」って言って10数える。


「また抱っこしてほしくなったら言ってね」って言ってあげる。


今どうしても抱っこできない時は、「今抱っこできないから、用が済んだら抱っこしてあげるからね」と伝える。


そして、用が済んだら「さっきは我慢出来てお利口さんだったね!」ってお子さんを褒めて、ギュッと抱っこしてあげてください。


今我慢すれば後で受け入れてもらえるって言うのが分かれば、子どもは我慢ができるようになるんですよ。


だからいくつになっても、ママが抱っこできるくらいの大きさだったら抱っこがしてあげてください。


和久井さん:

抱っこと関係がある『おんぶ』もお母さんの背中で、お母さんと同じ方向を見るというのが、赤ちゃんにとっては「ママと一緒」というのがとっても良いことなんですよ。


おんぶもいっぱいやってあげると良いと思いますよ。


お母さんの腰が痛くなければ…!


子どもが大きくなって、ある日突然「おんぶ」て言ってきたら…小さい時にねいっぱいおんぶしてあげた、その温もりをふと思い出すんでしょうね。


この温もりの再確認をしてくることもあるので、「じゃあ10ね」って言ってしてあげてください♪

 
ゆみママ: 

温もりを思い出すって素敵ですね~!



和久井さん:

ね~!いい言葉(温もりを思い出す)ですよね!

      
あと、「添い寝」っていつまで一緒にするの?ってよく聞かれるんですけれども…子どもは基本パパとママと一緒に寝るのが大好き。


一緒に寝るとこによってパパとママの温もりが子どもに伝わってくる。


お母さんの布団に入ってくると、真っすぐじゃなくてママの所に絡まってきて、抱っこと同じように丸くなる。


それはママのお腹の中にいた感覚を求めてやっているのかもしれませんね。


いくつになってもママと一緒に寝る!なんてことはないから子どもから「一人で寝る!」って言うのを待つのが手かなと思いますよ。


だけど、下の子がいるとか事情がって、どうしても添い寝ができないよってなったら、そういう事情をお話して離れて寝るって言うのも大事だと思います。



2.甘えと甘やかしの違い




和久井さん:

甘えと甘やかしって違うんですよ。


ゆみママ: 

一体どんな違いがあるんですか?


和久井さん:

結論から言うと、甘えっていうのは子どもが自分からママのところに求めてくるもの

甘やかしは、私みたいなばあばが孫が可愛すぎて「もうおいで~抱っこしてあげるよ~!」って(笑)

孫はばあばのところに行けば何か買って貰えるなって思うようなことですよね。(笑)


ゆみママ:

(買って貰える)あるあるですよね。(笑)


和久井さん:

あるあるです!(笑)

甘えっていうのは子どもにとって、とっても大事なんです。

子どもが自発的に接近して、それを受け入れてもらえると自分はいつも守られている、ありのままの自分でいいんだ!

って思って、その甘えの世界に飛び込むことができる。

これは例えば…小学校に入る前って新しいところになるから不安になるじゃないですか

不安になると、いっぱい抱っこしてもらえてた0歳~3歳ごろに逆戻りすると言われています。


だからその頃不安になると、ママ~ママ~ってくっついたりね抱っこ・おんぶ~って言ってきたりするのは、新たな環境で自分はどうなるのかなっていう不安があるから。

だからその時はギュって甘えさせてあげるのがいいと思います。

     
和久井さん:

甘やかしは自分の寂しさを埋めるために子どもを甘やかすっていう風に言われているので、甘えと甘やかしは全然違うんだって頭のどこかに入れておいてくださいね♪


ゆみママ: 

ありがとうございます♪




3.相談したい時は…


ゆみママ: 

子育てをしていて、子どもの気になる姿やこれって大丈夫かな?って思った時や気付いた時に、どこに相談したらいいでしょうか?


和久井さん:

先ほどもお話した中で、多い相談の中で思い通りにいかないとか暴れちゃったり、噛みついちゃったり、落ち着きがなかったり、発語がなかったりとかね、色んなご相談があるんですが…専門家に相談するのが一番いいと思います。

幼稚園とか保育園に通ってたら、保育園の先生とか幼稚園の先生に「うちの子のここが気になるんです」って言ったら先生の方で園の様子を話してくれたりします。

    
神奈川県平塚市では「発達支援室くれよん」で色んな相談を受けてくれるので、平塚市に在住の方はまずは「くれよん」に相談すると良いですね。

      
大きいお子さんでしたら、学校の先生に相談すると教育相談センターっていう所もありますし、小児科で相談するのも良いですし。

色んな相談場所がります。

本当に気になるなって思ったら、早めに相談しましょう。

今そのお子さんたちが何に困っているのか見つけてあげられるのが一番いいと思います。


困っていることが多くなると不安になったり、成功体験も少なくなって、自分を好きになる自己肯定感が下がってきてしまうのですぐに専門家に相談すると良いかなって思います。

ゆみママ: 

ありがとうございました!

      

抱っこや甘えの大切さがよく分かりました!
ママの温もりを感じたり、安心感を得られるからこそ抱っこを求めているんですものね♪
スキンシップにも繋がるし、赤ちゃんや子どもが安心して過ごせるならたくさん抱っこしていきたいですね!

子どもが大きくなってくると、抱っこもおんぶも大変になってきますが、「10秒ね♪」を使って子ども達とたくさん抱っこなどをしていきたいと思いました!



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