子どもの一人部屋を作る時…
こんにちわ。いつママの「しず」(保育士経験8年、小学生2児の母)です。
現在息子は小学校5年生。
昨年くらいから一人部屋が欲しいなと言い始めていていたのですが、大掛かりな工程になりそうと分かっていたので、なかなか進められずにいました。
しかし、あることがきっかけで、一気に部屋作りが進むことに…!
今回は、一人部屋を作るにあたっての息子の様子や、私の想いについて書きたいと思います。
あぁ。1人部屋を作るということは、また一つ大きな階段を上がったんだなーと正直寂しい気持ちな私です。
一人部屋が欲しい…
この言葉は小学校三年生の終わり頃から言い始めていました。
きっかけはお友達の家で1人部屋を見たことからです。
新築の新しいお家で自分の部屋がある。そこには、お友だちの好きなものがたくさん飾られていて、自由に過ごすことができるそんな場所。
いつかはこういうことが起きるだろうなぁと予想はしていたものの、あまり自分からそういったことを言いに来るタイプではないので、よっぽど羨ましかったのだろうなぁ。
しかも、「一人で寝ようかな」と言い始めたので、”これは自立のチャンスかな”と思い、「まずは一人で寝れる練習から始めてみようか」と提案しました。
家族四人で寝ていたので、別部屋に布団を敷いてあげて一人で寝る練習を始めましたが、「やっぱり怖い」と、二日で断念。
しばらくして「また一人で寝てみようかな」と自分から言ってきたタイミングで別の部屋に変えて怖くないようにお人形をたくさん持って一人で寝てみましたが、三日で家族の寝室に戻ってきました。
その後も何度か試みましたが、結局「一人で長く寝れるようになってから部屋を作ろう」ということに決まりました。
もう耐えられない!
そうこうしているうちに四年生になり、そして五年生になり、一人部屋がなくても一人になれる居場所はあるので、「もう少ししたら一人部屋作ろうか」「もう少し先でもいいよ。一階にいる方が楽だから」そんな風に話していた矢先のこと。
小学三年生になった下の子が、どうも少し反抗期らしく、兄に対してイライラするような言葉をかけてくる。集中したい時に集中できないようなことをしてくる。そういう時期に入っていました。
息子も少し下の子と離れたいという気持ちが芽生えてきていて、喧嘩がしたいわけじゃないけれども、どうしても喧嘩になってしまう。それが嫌だ!
そんな日が一週間、二週間、と続くようになり…
夏休みのある日、「もう無理!堪えられない!僕は二階に行く!一人部屋を作る!」
そう宣言して全ての荷物を持って二階の部屋に自分の部屋を作り始めました。
私も毎日毎日喧嘩をする二人を見て、モヤモヤとイライラが積み重なっていたので、「よし!やってやろう!」という気持ちになり、息子と一緒になって下にあった荷物を全て二階にあげました。
「今」だったんだな…
多少の準備はしていたので、この日をきっかけに一気に一人部屋作りが進むことに…
三・四年生の頃とは違い、お泊まりなどの経験を得て1人で寝ることに対しても免疫ができていたので、ベッドを組み立てて、机を整理し、今までのおもちゃを片付け処分し、本当に息子の好きなようにレイアウトをしてもらいました。
購入したロフトベッドがこちら↓(これがまたすごくよかった!)
息子は1人の時間がとても大切なタイプ。
自分の部屋ができたことがよほど嬉しかったのか顔の筋肉が全て緩んでいました。
機嫌もとてもよく、下の子にも優しくでき、多少のイライラも自由な場所でリラックスして過ごすことで気持ちの切り替えもしやすくなる日が続くようになって、
”もう少し早く作ってあげればよかったかな”なんて思うこともありましたが、
”きっと今だったんだ”と思うようにしてます。
早い方がいいというわけでも、遅いから悪いというわけでもなく、今かなと思った時。
”その子”にとっての”その時”を逃さないことがこんなに大事なんだなと、思春期の子育てをしていて感じるこの頃です。
ルールをたくさん設けるよりも…
ミニ四駆やプラモデルなど細かい作業が好きで、ゲームや漫画なども含め一人の時間が好きな息子にとって、部屋にこもってしまう要素はとても多いです。
そんな息子なので、ゲームやタブレットは部屋に持ち込まないなどの、ルールをたくさん設けたいところではありますが、一人の時間を大切にしてもらいたいという思いもあるので、ルールは息子と一緒に考えることにしました。
一緒に考えていると…
「あまり部屋にいる時間がない」ということがわかりました。
なぜかと言うと、平日の習い事が週に3回、土日も試合などもあり意外と暇な時間はあまりないのです。
部屋を使う時は、「毎日の宿題をやる時間」、「寝る前の一人時間」、あとは「よっぽど一人になりたい時」。そのくらいでした。
であれば、”特に心配することもないか…”と母の気持ちも腑に落ちたのでした。
大切なのは”ルールをたくさん設けることではなく、子供と一緒に考える”ということなんだと改めて気づかされた私です。
思春期の息子と仲良く暮らすには…
こうしてとても穏やかな日々が続くようになりました。兄弟喧嘩はするものの、それぞれが自分のスペースがある。居場所がある。それによってとても緩和されたように感じています。
それぞれの部屋ができると、今度は母である私にとても大きな課題が生まれています。
それは全て心配からくるものではありますが、いろんなことがやりっぱなし出しっぱなしで部屋が片付いていないこと、寝る時間…など言いたいことがたくさん出てきたわけです。
でも、そういったことも自分で管理したい。そう思っている息子に対して目をつぶらなければいけない時、手を貸してあげなければいけない時、背中を押してあげるだけでいい時、その時に合わせて対応を変えていくことが難しいのです。
こちらの思い通りには決してならないと分かっていても、口うるさくしてしまうのが母なわけで…。
そんな風に、思春期の息子と仲良く暮らしていくためには、時と場合によって母である私の駆け引きが大事になってくるのだろうなと思っています。
そして、この記事に辿り着いてくださった方へ、今日も一日お疲れさまです★
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