3歳児健診で心打たれた

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こんにちはいつママのるなです。(保育歴11年3歳のHSC(繊細っ子の)を育てるママです)
先日、3歳児健診に行った時に、
はっとさせられたことがありました。
繊細っ子だけでなく、どんなお子さんにも、通ずる部分があるのではないかと思います。

今、何かお子さんの事で、不安に思ったり悩んでいる方に届きますように。


ふにゃふにゃのカラダ

我が子は繊細っ子というだけでなく、
低緊張という、筋力が弱く、どこか体がフニャッとしている感じがあります。
フラフラしているというよりも、体の芯がないようなイメージです。
歩き方や、階段の上り下りも、不安定な様子が見られ、危なっかしく、その姿を見ていつもヒヤヒヤしています。

低緊張の子って?

低緊張の子は、背筋を伸ばして座る、バランスを保つなどが苦手で、姿勢を保持することが苦手なので『やる気のない子』と見られてしまうこともあります。
姿勢を保つだけでも、一生懸命力を入れている状態になるので、他の子よりも疲れやすい事があります。

3歳半なのに、こんなにふにゃふにゃで大丈夫なのだろうか…
いつになったらしっかりとした足取りになるのだろうか。
いつになったら、階段を安定して登れるようになるのだろう。
いつになったら…いつになったら…。

そんな気持ちをいつも抱えていました。


お医者さんによる診察で

診察の時、先生に質問してみました。
『筋力が弱く、ふにゃふにゃした感じがきになっていて…』
それ以外に、階段の登り降り、咀嚼の力も弱い事も伝えました。

すると、
先生がこう言ってくれました。
『確かにフニャッとした感じがあるかもしれない。筋力が弱くてふらふらしてるかもしれない。
でもね、この子が階段を登った時、ふらふらっとしながらでも、自分で今ある能力を使って、バランスを保とうとしている。
そういう力がある。
この子は自分の足で登ろうとしているわけだよね。
…そういうところを見てあげればいいんじゃないかなぁ』
と。

その厚みのある言葉は、私の心にずしっと重く感じながらも、じんわりあたたかく染み込んでいきました。

さらにこんな言葉も

繊細で敏感な部分も、気になっている事も相談してみると、

『繊細さも、この子の生きる力だからね』と深い言葉を返してくれました。

この子には、『繊細さ』という、力があるのかぁと。マイナスにばかり捉えていた、繊細さ。
こんなに繊細じゃなかったらと何度思ったことか。
いつもこの繊細さや、敏感さが邪魔をして、前に進めないでいたけれど、これはこの子の生きる力だったのか。

息子がどれだけこの繊細さに毎日エネルギーを費やしているのかは、きっと本人しかわからないけど、自分のことを自分で守ろうとしているんだろう。『まだ、わからない事』が多い世界を、一生懸命生きるために、色々なことに敏感になり、安全なものを選んで取り入れようとしているんだろう。と。
そんなふうに私は解釈しました。


最後に‥


健診に行くまでは、あぁ、何を言われるんだろう。どんな結果になるだろう。
そもそもこの子は会場に入れるだろうか…
と、多少の覚悟はしていました。

でも、このような言葉をかけてもらって、
最近ずっと心が濃い霧でおおわれているような、そんな気持ちが続いていたけれど、霧が晴れたような気持ちでした。

とはいうものの、全ての健診を終えて。総合的には『今後継続して様子を見ていきましょう』という感じでしたが、
また繊細さや、感覚過敏などで、悩んだり落ち込んだ時は、この言葉を思い出せるように、大切に頭に入れておきます。
何度も思い出したい言葉だなと思いました。

『あぁ、うちの子はどうしてこんなに〇〇なんだろう』って、悩んでいる事こそが、もしかしたら、その子の生きる力なのかもしれません。

これからも繊細さや敏感さで悩む事はたくさんあるけれど、この子の生きる力を、否定する事はせずに『繊細さと共に』育んでいけたらと思います。



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